どちらもヒーロー
東京タカラヅカ話劇談・第4回
GWで私が東京を離れていて、スマホでブログ更新するのめんどくさいなーとサボっている間に4回目がアップされました。
ちなみに、このGW中は、宝塚に関することも関さないこともいろいろありましたが、
ここから10日ほど仕事と、、、宝塚の予定が(笑)ギュウギュウなので
ゆっくり、今更?って内容も含めて日記というか、個人的記録としてチクチク更新していきたいと思います。
とりあえず
東京タカラヅカ話劇談、第4回目です。
メニューは
花組の公演ラインナップ発表その1「ハンナのお花屋さん」
花組の公演ラインナップ発表その2「はいからさんが通る」
103期初舞台生ラインダンス稽古場披露
310さんの質問コーナー「宝塚に入ったらお家に帰れないの?」
宙組公演「王妃の館/VIVA!FESTA!」感想
です。
GW中に母に3回目まで聞かせてみました。
ラジオ好きなので、とても楽しんでくれましたが、
母も母で当然それなりに宝塚に知識があるので
「310さん、そこでチャチャいれるなよ!早く続きを聞かせろ!と思う」との感想が。。。
なんということでしょう。
私ひとりではとてもおしゃべりできません。
宝塚の知識がない方にも楽しんでいただくってことで、ええ、ええ。
おとめあれこれ
私はネットでいろいろ情報を見れますが、母はネットをやらないので、、、宝塚おとめは母が購入。実家にあります。
そんなわけで、帰省するとおとめ熟読です。
いつもわりと硬い顔で写りがちなかいちゃん(七海ひろき)ですが、今回はちょっとドヤ顔でかわいい
愛称に「ひろきのお兄様」が追加されているという噂は耳にしていましたが、好きな食べ物が「カヌレ」になっていて、カヌレLOVEな私としては、とてもうれしい
そして、今回おとめを見るまで知らなかったんですが、私がまだまだひっそりとですが、潤花ちゃんとともに注目している一禾あおくんは双子さんだったんですね。
一禾あおくんと(ああ、なんて麗しい潤花ちゃんとの並び)、
有愛きいちゃん。
まみちゃんとなみちゃん。
確かに顔は似てるけど、双子で身長がこんなに違うってことは二卵性かな。
いつか二人でデュエダンとかやってみてほしいな
とりあえず、今回は同じ雪組の舞台を踏んでるってことで、親御さんの気持ちを思うと高まります。(←何目線??)
ところで、おとめの芸名の由来を見るといつも
「もっと具体的に書いて!」と思います。
「家族で考えた」もいいんですが、「七つの海のティコ」まで触れてくれちゃっていいんですよ、かいちゃん!とか思ったり、
「尊敬する人から一文字」もいいんですが「尊敬する柚希礼音さんから一文字」まで言っちゃってよ、ことちゃん(礼真琴)!とか、
「母校から」ってもう書いちゃいなよ、ありちゃん(暁千星)!とか思います。
そんなわけで、かなり具体的に書いてくれてるジェンヌさんは読みこんじゃうし、想像しちゃうし、、、結果として記憶に残るんですよねー。
できる限り差別化してプリーズ。
それから実家で見たチラシ。
父が「こんなのあるんだって」と見せてくれたチラシなんですが、
OGさんによるショーが、非常に特定の空間で行われるそうで、、、
メンバーは一番若くて80期なのでちょっと私はわからない方々なんですが、
「ひとかけらの勇気」「私だけに」のほか、「ロマンス」と、プログラムには最近の曲も並び、ちょっとワクワクさせます。
で、出演者の名前を見て引っかかることが。。。
白川亜樹さんって・・・
キキちゃん(芹香斗亜)のママじゃない!!
うーん、、、あんまり似てないように思うけど、キキちゃんのママとなると興味津々。
ちょっと調べてみると、当時身長は172cmあったものの、当時としては高すぎるかなということで、おとめには171cmとサバを読んでいたそうです。
ともちん(悠未ひろ)も180cmあるのにサバ読んでたっていうしねー。今ならむしろ四捨五入して大きく書くのに、時代なのねー。
2002年から芸能活動を再開されているというキキちゃんママ。子育てが落ち着いたからってところかしら?
なお、白川亜樹さんを調べていたらキキちゃんの芸名の由来が出てきました。
(斗亜の亜はママからもらったんでしょうね)
芹香・・・セリカ・・・「天空の」って意味なんだって。ふむふむ、なるほど。
4月27日・宙組出待ち&4月28日・宙組入待ち
4月27日、母が東京に到着。
というわけで、仕事を終えた私と合流して、、、
宙組公演の終演時間を計算しつつ出待ちと思ったら、
終演1時間後にはもうみりおん(実咲凛音)しかいませんでした。
あれ?早くない?
私、終演時間間違えた??
というわけで、みりおん。
暗くて全然見えない。。。
お手紙を受け取れる残り回数ももうわずかってことで、一人一人と軽くおしゃべりをしながらお手紙を受け取っていました。
次の日。28日。
母とはいつも通りレム日比谷泊。
朝食後、外で入待ち。
最近は本当に入り時間が早いですね。
ちなみに、この日は通常の出待ちはなかったみたい。千秋楽間近だし、中で何かあったのかな?
ギャラリーは数時間待っていたみたいですが、会の方はいませんでした。
さて、28日の入り。
まずは、まりな(七生眞希)。
爽やか笑顔
写真撮った時は誰かわからなかったけど、あとでツイッターで服をみると、どうやらもえこ(瑠風輝)。
うーん、でもこの写真見てももえこに見えない。。。
そして、この子が誰か結局わからず。。。
はい、すっぴんだけど坊や感がすごいそら(和希そら)。
帝国ホテル側を見ているのは、
この方が来たからです!
ずんちゃん(桜木みなと)。
そらの後ろを通るずんちゃんに会釈するそら。
そして笑顔のずんちゃん。
美しいです
からの、まあさま(朝夏まなと)!
29日は朝食を食べながら入待ちを眺めました。
(母は前日にまあさまが見れたので大満足みたい)
りく(蒼羽りく)、あっきー(澄輝さやと)、真風(真風涼帆)あたりは上からでもわかりました。
お手紙を受け取ったところで真風が来たので、真風が楽屋に入るまで待つあっきー。
ファンの子はお話する時間が増えてラッキーですね
ゆひすみご観劇
あれは4月28日(金)。
午後1時半開演の宙組公演『王妃の館/VIVA! FESTA!』でのことでした。
その日、私がいたのは1階S席上手。
開演5分前。
ま、基本的に開演5分前って、もしかして誰かOGさんやジェンヌさんがご観劇かもってソワソワしますよね。
後方から、上手通路を通って入ってきた一団がいたんですよ。
でも、気がついた時には後ろ姿でして。
母に「誰かジェンヌだよ!OGだよ!」と言ったら
母は言いました。
「えー・・・違うよ。
あれは男だよ、男。
後ろの子は女だけど、前は男だよ」
そして幕間休憩。
お手洗いに並ぶ私の横、至近距離を通って行ったのはなんと
ゆひすみっっ!!
ええ、大空祐飛(ここはあえて漢字で)&野々すみ花、
元宙組トップコンビ様でございました!!
感動と衝撃と喜びのあまり
並びながら震えが止まらない私。。。
そして母に報告すると
「え?ゆうひくんって、今あんなに髪長いの??」
髪長いのは気がついていたんかーい!!
「髪が長い男だと思ってたわ」
髪が長いのを認識しつつの男認定でした。
そんなわけで、次に入ってくる時は母もしっかり見ましたよ。結構近くを通ったので。
出て行く時は無表情のゆうひくん&微笑みのすみかでしたが、客席に戻ってきた時はちょっと並ぶ感じで、二人とも微笑みながら何やらおしゃべりしてました。
ああ、ゆうひくんが前や後ろや隣にいたら、緊張して舞台が見えないって。。。
そして終演後、
幕間休憩同様、上手のドアから出て行く二人。
私と母は、またしても、さらに近くで拝めました。
二人ともとっても笑顔で、おしゃべり盛り上がりながら去って行きました。
二人とも透き通るように美しくて、そして笑顔がかわいくて、なんていうかもう。。。やっぱり大好きなコンビです
ゆひすみよ、永遠にー!!
(なお、ゆひすみの後ろにもう1組、OGと思しき2人組がいましたが、そちらはまったく目に入らず・・・どなただったのかしら・・・)
宙組公演『王妃の館』2回目
GW前の話ですが、、、
4月27日に母が東京に来まして、
28日、一緒に午後1時半開演の
宙組公演『王妃の館/VIVA! FESTA!』を見ました。
S席1階、上手側。
この日はゆひすみご観劇で大感激!そんな日でした。
(で、友の会の抽選申し込みをまんまと忘れました)
母は初めて見たんですが、めちゃめちゃウケてました。
言葉にしてリアクションしてしまう人なので、ちょっとソワソワしましたが、
でもみんなウケてるから大丈夫・・・だったかな??
この日は、せーこちゃん(純矢ちとせ)が酔っ払って銀橋を渡るシーンで、扇子をうっかり銀橋の下に落としてしまいました。
一瞬全員が「あ」となって、
お客さんに拾ってもらってそら(和希そら)が受け取ったけど、
その後、まどかちゃん(星風まどか)がセリフを入る間に戸惑っていて、でももちろん、落とした張本人のせーこちゃんには戸惑いがほぼなくて、年月の積み重ねってすごいねーなんて変に感心。
でもせーこちゃん、、、ゆひすみが見てるからいつも以上に弾けちゃったのかしら??
前回よりも近くで見るクレヨンちゃん。
胸が随分大きいのはわかっていましたが、
谷間をメイクしていたとは気がつきませんでした。
毎日谷間をシャドウで作ってる男前なりく(蒼羽りく)を想像すると、またウケます
ところで、前回クレヨンちゃんとまこちゃんの去り際、
「まこちゃん、ずーっと一緒?」
「ずーっと一緒」
と、言葉を交わしているのにほっこりしたんですが、
ここ、アドリブだったんですね。
今回は
「ねぇ、、、まこちゃんのこと、どんどん好きになっちゃうんだけど、いいのかな?」
「それでいいんだ!」
だったかな。
どんどん好きになっちゃうんだけど、、、が、かわいすぎでした
それにしても、
このラストのみなさまそれぞれのシーン。
改めて見てやっぱり思うのは、ミチルちゃんって、大人のいい女だよねー、実は。
かわいい若い女の子のカッコしてるけど、
元ホステスだし、
実はそこそこ年齢行ってて、それなりにいろいろ見てきて、酸いも甘いも・・・なんだと思います。いい女
さて、
みりおん(実咲凛音)が残りわずかということで、いちいち泣けます。
「また一から出直し」
「これからどうするの?」
「まだ何も決めてない。しばらくは自分自身をちゃんと見つめ直すつもり。あなたは?」
「変わらずさ」
「それじゃ、私はお先に」
なーんて、まあさま(朝夏まなと)とのやりとりに、前回はそこまで思わなかったのに、今回は妙に泣けます。
そして、最初は玲子さんが手に触れたら「やめてー!」と猛烈に嫌がっていた右京さんが、手を差し出して、そしてつないで笑顔で歩いていくラストも涙が、、、止まらない。。。
退団を匂わせるシーンって、本当に泣けます。
(映像で「もはやこれで思い残すことはござらん!」を見ると、当時を知らないのにいつだって泣けます)
ところで大捜索の時にかかる音楽。
あのピコピコしたイントロを聞くと「うる星やつら」の主題歌を思い出してしまうのは私だけでしょうか。。。
ついつい、頭の中に
「あんまりソワソワしないでー」と、うっかり流れてきてしまうのでした
宙組公演『VIVA! FESTA!』2回目
もういつの話だって感じですが、
4月28日午後1時半開演の宙組公演『王妃の館/VIVA! FESTA!』。
ゆひすみご観劇に感激しまくった幕間休憩をはさんで、
『VIVA! FESTA!』です。
客席降りがあるので、わくわくです。
プロローグから、、、いきなりの客席降り。
すっしー(寿つかさ)さんが一番奥まで走っていくのでビックリしました。若いなぁ。
上手ブロックの真ん中あたりだったので、
右を見ていいやら、左を見ていいやら。。。
左の豪華な面々を見た後、右の若手を・・・
で、一番上手通路の後ろから2番目にいた男役さんは誰だったんだろ。
お客さんがみんな前やセンターの方を見ているなと思ったので、
私は思いっきり元気に手を叩いて、こちらの方を向いている彼に笑顔を見せたんですね。
そしたら、彼もこっちを見て、思いっきり目を合わせて、
私を指さしてニコッとしてくれました。
わーい!と思ったけど、、、誰だったかな
続いて、ずんちゃん(桜木みなと)の『恋の季節』。
前回はとっても不安定な歌声だったけど、この日はちゃんと歌えてました
成長したね、ずんちゃん
きちんと音符を・・・まだ追ってる感は若干なくはないけど、
でも、不安定さがなくなって、いいね!いいね!と思いながら聞けました(←どこから目線なんだか)
魔女たちのフェスタは、B席から見てる時はレーザーの出どころが見えなかったので、わからなかったのですが、
舞台上に走る光のラインは、別にLEDとか仕込んでるわけではなく、レーザー光線だったんですね。というのは、COLDPLAYのライブの時に、壁に当たるレーザー光線の走り方を見てなんとなく「あ!こういうことか!」とは思っていたんですが、今回は出どころが見えたので、これかー!と思いました。
とはいえ、1階で見ると逆に舞台上を走るラインが見えないので、
ここは2階で見れてよかったかも。
それから、2階で見た時は客席降りか客席出かわからなかったYOSAKOIソーランは、客席出でした。
一番後ろの扉からダッシュしてくる面々。
すっしーさん!
一番後ろにいるんですけど!元気すぎる!
1階席なので、「ソーラン!宙組!」言ってやりましたっっ 楽しかった。
やっぱり客席を使う時は1階で見るのが楽しいなぁ。
(でも舞台効果は2階からも見たいなぁ)
デュエダン。
みりおん(実咲凛音)の幸せいっぱいの笑顔と、
「おいで」という感じで優しく大きく、長い腕を広げるまあさま(朝夏まなと)の優しい眼差しに、
やっぱり涙が止まりません。
本当に愛にあふれた美しいデュエットダンスでした。
宙組公演『王妃の館』3回目
まだまだ4月の話題です。
4月29日、午前11時開演の宙組公演『王妃の館/VIVA! FESTA!』
阪急交通社貸切公演を観に行きました。
連日の観劇です。うわーい!
これは、母と、、、姪と兄嫁の4人で行きました。
二人が宝塚を一度見てみたいと言っていたので、
姪の高校合格祝いとして、チケットをおさえたのでした。
やっぱり初めて見るなら楽しい作品がいいだろうし、
ショーがある方がいいだろうしで、
今回はかなり気に入ってもらえるんじゃないかと自信満々な私たち母娘。
でも、必要なチケットは4枚だし、休日じゃないといけないしで、取れるかどうかこちらは自信がなかったのですが、無事に取れてよかったです。
席はS席1階上手。奥の方ですが、、、通路側だったので、母を通路にして座りました。
貸切司会は、いつも通り達つかささん。
「寿つかささんにご挨拶を」と紹介して笑い。
挨拶終了後、ハケるすっしーさんとお辞儀しあって笑い。
もう鉄板ですね。
姪が「なんでみんな笑ってるの?」と聞いたので
「二人は姉妹で、挨拶に出てきた人がお姉さんなんだよ」と教えたら
「へー・・・あ!お姉さんなんだ!
お兄さんが出てきたかと思ってた」だって。
錯覚しちゃうよねー
『王妃の館』は旅行会社の話なので、阪急貸切のアドリブに期待。わくわく。
まあさま(朝夏まなと)は、ルイを出そうとして叫ぶ呪文で
「阪急交通社スペシャル!」
ずんちゃん(桜木みなと)は、ダブルブッキングについて白状して、でもみんなに許してもらい、銀橋を泣き笑いしながら歩いていくシーンで
「阪急交通社には負けません!」
うんうん、まさにこんなアドリブ待ってました!
それからあいちゃん(愛月ひかる)。
丹野夫婦をラスベガスに誘った後で
「阪急交通社と手を組んでデッカいことやろうや!」
そして極め付けは、
最後にヅラがズレてることを右京さんに教えてもらった後、
「教えてくれるのは兄ちゃんだけや!ハンキュー!」
「もー!サンキューでしょー!」と追いかけるミチルちゃん。
スペシャルなアドリブ満載で笑えました。
それから、
注目のクレヨンちゃん&まこちゃんの最後のやり取り。
「まこちゃん、だーい好き」
「オレも好きだよ」
どんどんラブラブになっていきますよね、この二人
で、何度見ても泣けるのが
あおいちゃん(美風舞良)の泣きながら一生懸命作る笑顔。
あの笑顔、すごいよね。胸がつかまれます。
最後においおい泣きながら笑うのも、苦しい中で救われたのが伝わってきて泣けます。
そして、何度見ても、ニュースのダイジェストで見ても泣けるのが
やっぱり一樹千尋さんの岩波さま。
「笑いながら生きろー!」です。
見るたびに号泣。思い出しても涙。
ハッキリとしっかりと声を張らずに、かすれるように叫ぶように言うのが、切実で、胸にぎゅんぎゅん迫ってきて涙が出ます。
本当に素晴らしいシーンだなぁ。
こういうお芝居を見ると、やっぱり年月を経た芸の凄さを感じます。
これからも、若さあふれたり楽しいだけじゃなく、こういうのもしっかりと見せてほしいなぁ。
さて、姪と兄嫁ですが、
偶然にも二人は少し前にパリ旅行をしていたのでした。
(チケット取る時はすっかり忘れてました)
だからパリの観光名所が出てくると
「あ!あそこだ!ここだ!」と思い、より楽しかったそうです。
身を乗り出して見てくれてるなーと思ったら、そんなところにも夢中要素があったんですね。やっぱり最高の演目チョイスでした
宙組公演『VIVA! FESTA!』3回目
4月29日、午前11時開演の宙組公演『王妃の館/VIVA! FESTA!』阪急交通社貸切公演。
幕間休憩の抽選会に登場したのは湖風珀くん。
いつも通りハズレでした。
4枚もあるからいけるかな?なんて思ってたけど、当たらないものですね。。。
さて、『VIVA! FESTA!』。
今回はとにかく客席降りを満喫する!という感じで。
プロローグの客席降り。
すっしーさん(寿つかさ)とせーこちゃん(純矢ちとせ)がダッシュして一番後ろまで来てくれました!
こんな学年が、こんな奥まで来てくれるなんて!
感動&感心(笑)
母は見事、せーこちゃんとハイタッチできたのでした
そして、私たちに笑顔を見せてくれるせーこちゃん
ああ、
VIVA!客席降り!
VIVA!通路側!
さらにYOSAKOIソーランの客席出も満喫。
いつ出てくるかわかっていたので、母とそわそわ。
すぐそばのドアがバーン!と開いて飛び出してくる宙組メンバー。
そして、またしてもすっしーさんが若さ爆発状態で一番後ろから。
手拍子しながら「ソーラン宙組!」を思いっきり笑顔で言ってたら、すっしーさんが気がついてくれて、目を合わせて笑顔をくれました
ああ、
VIVA!客席出!
VIVA!通路側!
その上、真風(真風涼帆)も間近で見れて
私も母も、真風の男らしいカッコ良さにはひれ伏してメロメロなので、近くを通ってくれて感激でした
で、またしてもデュエダンで泣く。
さらに、これがMY楽だったので、パレードでもみりおん(実咲凛音)に泣く。
姪と兄嫁、、、よもや引いてはいないだろうか、、、と、一瞬不安がよぎりましたが
観劇後に帝国ホテルでお食事したら
(大好きなクレープシュゼット。お食事っていうか、、、お茶?)
「他の組はまたテイストが違うの?」
「また見たい」
「次は他の組も見てみたい」
と、ノリノリ
男親たちがイヤな顔をしそうですがノリノリなのです。
とりあえずうちの父には
「大学に入るまでダメだと言っておけ」と言われました。
ダメとは言わなかったけど
「東京の大学においで」とは言っておきました
(ちなみに、一緒に東京に遊びに来た甥は、一人でうちの旦那と会い、VRで遊ばせてもらっていたのでした)
GWあれこれ
GWは、29日に宝塚を見て姪と兄嫁と食事後、
母と飛行機で札幌へ。
5月7日までゆっくり実家で過ごしました。
30日には高校の友人たちとランチして、
2日には一人、映画『ワイルドスピード ICE BREAK』を見てから中学の友人たちと飲んでカラオケして、
3日は両親と3人で映画『美女と野獣』を見て、、、
映画館に斎藤工のサインがあったんですが、これは本気でしょうか??
5日は大学の友人とランチして、、、彼女のスマホデビューを見守り・・・
見守った結果、
GWキャンペーンとしてショップでやっていたビンゴに当選してウェルチ12本セットをもらうという幸運に預かりました。
友人は「長時間付き合わせてごめんね」と恐縮していましたが、ウェルチもらえたのでいいです
私がスマホデビューしてるのを見て
「え?彩ちゃんスマホにしたの?・・・私も・・・」と
月々3000円も支払っていないガラケーをスマホにした彼女。もう、正直らくらくホンでもいい勢いです。
(本人も、らくらくホンにしようか悩んでたみたい)
結局スマホにしても月々4000円くらいのお支払い。
(ガラケーのままでいいんじゃ?と言ったのですが、電子書籍に興味があるそうで、でもタブレットは使いたくないそうで、じゃあ試しに安い機種にしてみたらということで付き合いました)
スマホ、、、使えてるかな?ちょっと心配。。。
さて、
できた当時は黒船状態だったユナイテッドシネマ札幌に『ワイルドスピード ICE BREAK』を見に行ったんですが、驚くほどの廃れ具合にショック。
壁紙とか破けたままだし、
お手洗いは一見キレイなようで(照明は明るいし、壁とかは白いので)やけに汚いし(洗面台は破壊されたままだし、トイレットペーパーがなんかちらばってるし、水が流れてないと思ったら全然流れないし)、
昔はアイス売ってたのねーというカウンターもGWにも関わらず閉鎖中。
座席は・・・あれは通常なのかな?
すごーく背もたれが倒れてて、ちょっと寝た感じで見る状態なんですが、
頭のすぐ上に後ろの人の膝がくるのでソワソワします。
うーん、、、なんかできた当時を知ってるし、何回か見に行ってたから、この廃れ具合はショックでした。
そうそう、
この日はGWとはいえ平日だし、ネットで見ると空席が多いので予約しないで行ったんですが、
札幌の映画館の座席の埋まり方が特徴的で面白いなと思いました。
まず後ろの席。これは東京もそうです。
次に埋まるのが通路側。そして端。
なんていうか、、、後ろからコの字形に埋まっていくので、当日でも真ん中辺がごっそり空いていました。あら、びっくり。
東京だと、後ろの真ん中から、真ん中の真ん中・・・って感じで直線で降りてくる感じで埋まり、それからサイドって感じなんですが。
なぜ端から埋まるのか。。。
私の中には「札幌の人はシャイすぎ」という思いがあるのですが、もしかしてシャイすぎて「すみません」と断って真ん中の席に座るのがイヤ・・・とか??
(友人に聞いても、電車で席を譲るのに声をかけられないとか、道を聞けないとか言う声もちらほらあるので)
ま、おかげさまで、私は当日なのに真ん中の真ん中。
めちゃめちゃ見やすい席で、両隣も5席ほど誰も座っていないという状態でのんびり見れました
『美女と野獣』はシネマフロンティアだし、休日だし、3人なのでさすがに予約しましたが。
隣に座った若い女の子が
「私、最近映画見てもグッとはくるんだけど、全然泣けないんだよねー」と言っていたのですが、かなり早い段階からグシュグシュと泣いていたので面白かったです。
もう!強がるなよっっ!!かわいいなぁ。
ところで、シネマフロンティアの売店がんばれ!
4、5組くらいしか並んでないのに、ジュースを買うのに30分以上も並んだよ。
ジュース買うにはちょっと早いけど、ま、やることもないし並んでおくか・・・程度の気持ちで並び始めましたが、気がついたら開場時間のアナウンスが入って焦りました。
映画館の売店は時間との戦いなりよ!がんばれ、がんばれ!
さて。
今回も帰る前に、グランドホテルでお茶。
飛行機嫌いで、冬は陸路で帰省する私ですが、GWは比較的イヤな目(欠航、大揺れ、引き返しなど)にあっていないということで、飛行機を使っています。
特に29日は母と一緒で、母はお空の晴れ女なので。
ところが、、、離陸した途端に15分ほど揺れが続く飛行機。母びっくり。
もう、私は諦め気味。。。
グーン!と下降することさえなければ我慢しよう状態。
で、7日。
一人で乗って東京に帰ったわけですが、この日は着陸20分前にグラグラ。
そしてようやく着陸したと思ったら、ゲートが埋まっているのでと20分ほど機内待機。
なんなんでしょう、、、やっぱり飛行機向いてないのかしら。ぐすん。
映画『ワイルド・スピード ICE BREAK』
GWに見た映画、、、
『ワイルド・スピード ICE BREAK』。
これに付き合ってくれる人は札幌にはちょっといないので、お一人様です。
見る前に旦那に「今から見るよー」と言ったら
「ジェイソン・ステイサムはもうすぐパパになります(リアルで)」と返事。
なんのこっちゃと思いながら上映開始。
ネタバレします。
火に包まれた車を走らせるドム。
とりあえずカーレースを見せておこうか感が満載ですが、、、まあいいでしょう。
で、ドムを連れにくるサイバーテロリストのサイファー。
美しいですね、シャーリーズ・セロン。
ワイルド・スピードといえばハゲ祭りなので、
シャーリーズ・セロンが出ると聞いた時に、え?また剃るの?とか思っちゃいましたが、
今回はものすごくシャープで洗練された美人でした。
スマホを見せて、人質取ってますよ感を出してドムを誘い出すわけですが、、、
このスマホの画面を見せないんですね。
見てるこちらは、当然ブライアンとミアだと思います。
ところが実は、それはエレナと赤ちゃんでしたとさ。
ああ、危なかった。。。
外国人の顔を覚えるのが苦手な上に、シリーズものは1回ずつしか見ていないと登場人物の関係性がすぐにわからなくなっちゃって「これ、誰だっけ?」となっちゃう私です。
エレナが出てきた瞬間に
「・・・ヤバい・・・誰だっけ」状態。
でも、すぐに
「あ!そうだ!レティがいない間、ドムに彼女いたじゃん!あれだ!あれだ!」と思い出しました。
危なかった。。。ストーリーに関わるわ。。。
ところで
予告編ではブライアンとミアの写真が出てきてたような・・・と、思って見直したらやっぱりありました。
実は子供いたんだよー!というドッキリにするってことかな。
誰だっけといえば
ドムがサイファーの監視をくぐってヘレン・ミレンに会った時も
「ヤバい・・・こんなおばあちゃんいたっけ?誰だっけ・・・」と思いました。
あとで初登場と聞いてホッ。
いやー、ご存じですよね?なテンションで、当たり前な顔で出てくるから焦る、焦る。
ところで、
あの監視をくぐるシーン。
ドムが悠長すぎて、状況がよくわからなくなりました。
5分しかないんだ。急いでくれ!みたいな感じで焦ってたらわかるんだけど、なんか1時間でもいいぜ!みたいな感じでしたよね。謎に。
でもまあ、そんなツッコミがありつつも笑えるシーンいっぱいで楽しかったです。
刑務所でホブスとデッカードが会うシーンとか。
その前に、ホブスが娘と過ごしてるシーンとか。
それから車の倉庫のシーンとか。
こういうバカバカしいマッチョ的笑いって、妙に可愛げがあって本当に好きです
さて、
セリフの中に「ブライアンとミアは巻き込めない」って出てきたし、
ポール・ウォーカーは死んでしまったけれど、ブライアンは死んでません。
が!
最後の最後、
わかってたんですよ。
赤ちゃんの名前はあなたが決めてって時点で、ブライアンになることくらい。
でも、やっぱり「ブライアンだ」と言われた瞬間に
まさかのワイルド・スピードで泣くというね。
で、
泣きつつ
「いやいや、ブライアンが死んだみたいになってるじゃん!」と自分に激しく突っ込むというね。
そして突っ込みながら泣くというね。もう、どうしていいやらですよ。
そんなこんなで、赤ちゃん登場。
子供欲しい発言があったし、ドムの子とはいえ、他の女性の子を育てるってレティ的にどうなんでしょうか。そわそわ。
なんでエレナを殺す必要があったんでしょうか。
エレナと子供を救ったよ。
子供は認知して名前をつけるよ。
時々会おうね。
じゃ、ダメだったのかしら。
次作は子供絡みでレティとドムの激しい喧嘩とかあるのかしら。そわそわ。
さて。
旦那から前情報をもらっていて良かったです。
なんのこっちゃと思ったけど、
前情報のおかげで、ジェイソンのアクションシーンがより笑えるものとなりました
ワイルド・スピードは笑ってなんぼっっ
映画『美女と野獣』
GWに見た映画、もう1本は
『美女と野獣』。
アニメが苦手な母が
「最近、シンデレラ、白雪姫と立て続けに見てて、どちらもいいなと思ったのよね。だから美女と野獣も見たい」と言うので、両親と3人で行きました。
私はアニメも見たんですが、記憶が曖昧。
私にとって最も印象深い『美女と野獣』は、
宝塚で2011年に上演した『バラの国の王子』です。
で、今回。
ストーリーは周知だとは思いますが、ネタバレします。
まず、始まってすぐに
あれ?なんか思ってる家族関係じゃない・・・と思った私は、完全に頭が『バラの国の王子』であり、つまりきっとディズニーではなくフランス版の美女と野獣です。
宝塚ではマギー(星条海斗)とすーちゃん(憧花ゆりの)が強欲で意地悪で怠け者な姉として存在していたはずなのに、こちらのベルは一人っ子。
そして、
あちらでは確か捕らえられたパパは一度帰ってきて、代わりに娘を差し出さなくちゃいけなくて、それでベルが出かけたはず。
ですが、
こちらではベルが、帰ってこないパパを心配して助けに行くという、やや勇まし系。
そうか、ディズニープリンセスのベルってこうなんだと思い直して、新しい気持ちで見ました。
獣の見た目なのに読書家というギャップに惹かれていくベル。
力持ちで頼りになる野獣。
それから、
見終わったあとで女の子たちが
「アニメのガストンはもう少しかわいげあるのに、救いようのないクズでびっくりした」と言っていたガストン。
ルーク・エヴァンズだし、ものすごくイケメンなんですけどね、でもまあ、確かに救いようのないクズでした
ベルのパパを殴って縛って森に置き去りにするとか、もう、ガストンLOVEのル・フウだってどん引きですよ。
(あ、ル・フウのゲイ設定がえらい話題になってましたけど、そこまで騒ぐほどではなかったかな。憧れと愛がないまぜって感じで、このくらいの気持ちならゲイじゃなくても持ってる人いそうな雰囲気だったし。それより、マダム・ド・ガルドローブに攻撃されて女装させられた兵士のひとりが目覚めちゃって、最後にル・フウといい感じになる展開の方が「わお!」と思いました。でもうちの親も「ゲイだの黒人だの、ディズニーもさすが新しいねー」と感心しちゃってました)
ま、あれやこれやありまして、
二人は愛を確かめ合ってハッピーエンド
召使いたちが人間体に戻り、
村に残した家族たちの記憶も戻り、
みんなが「おまえ!」「あんた!」と抱き合い泣いて喜ぶシーンは、やっぱり泣けちゃいました。
(ワンピースにもあったなーと思いつつ、あっちもあっちで泣いたなーと思いつつ)
実はですね、
イアン・マッケラン、スタンリー・トゥッチ、ユアン・マクレガーが出てたのを知らなかったんですよ。
で、
人間体に戻った時に知って驚いたかというとそうでもなく、
人間に戻ってもみなさま猛烈に白塗りとかのメイクをしているのでわからなくてですね、、、
クレジットを見てびっくりしました
いやはや。。。
さて。
私はアニメの『美女と野獣』で、ひとつだけ鮮明に覚えていることがあるんです。
それは、
野獣が王子様になった時に思ったこと。
「え、私、、、野獣状態の方が好きなんですけど」
ディズニーの王子様って、なんかひ弱な感じでねー・・・
私は野獣の方が大きな体で可愛げあってLOVEなんですよ。
だから正直、野獣のまんまでいていただいた方がありがたいというか、もうシュレックで十分というか。。。
ベルだってね、
いかつい野獣が優しくて知的というギャップに惹かれたところがあると思うんです。
体が大きくて力持ちだからこそお願いできていたこともありますし。
確かに王子はイケメンでしたけどね、でもやっぱりあの王子は狼とバトルできないと思うし、脚立いらずってこともないだろうし、
なんかこう、、、萌えポイントがなくなったというか。。。
そしたらラスト!
ベルが王子とダンスしながら言うじゃないですか!
「ヒゲ生やしたら??」
このセリフありがとう!正解!!スッキリ!!!
やっぱりベルも、ギャップ萌えだったのねー。
映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』
GW明けてからは、カタログの締め切りがあったので、結構バタバタしてました。
ようやく落ち着き、13日(土)は落ち着いて映画へ。
今週は『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』です。
いつものことですが、つるつるとネタバレします。
最初に思ったことは
「あ、またカート・ラッセル出てる」
『ワイルド・スピード』で見たばかりだったので、、、
いや、そんなこと言ったらまたヴィン・ディーゼル出てるし、
『ワイルド・スピード』に出てると言ったら、出てたルーク・エヴァンズを『美女と野獣』でまた見てるわけですけどね。
「私はお前の父親だ!」と、ベイダー卿のようなパパさん。
お名前が「エゴ」というあたりで、大体の展開はお察しです。
これでピーターは無敵になっちゃうのねー!と思ったら、特殊パワーは今回だけ。
それにしても
頭を使って考えたらボールしか作れなくて、
心を使ったら巨大パックマンってあたりが笑えます。
襲い来る巨大パックマン。。。
私、その映画知ってます(笑)
冒頭はベビー・グルートを押しまくりで、
今回はグルートに萌えろってことかしら、アメリカン人も萌えを理解するようになって・・・とか思いつつ、
これ、ヴィン・ディーゼルの意味あるのか?と軽く疑問。
ラストで意味ありましたけど。
反抗期のグルート。小さい時はあんなにかわいかったのにねぇ
そして中盤はピーターが、ヒーローお約束の暗黒面に堕ちかけ。
それを頑張って助けようとする「ファミリー」・・・
ドラックスが「俺たちはファミリーだ」とかいうと、
「あ、またマッチョなハゲ頭がファミリー言ってる映画だ」と、またしても『ワイルド・スピード』がちらつきますが、もうアメリカ人がファミリー好きなのか、ヴィン・ディーゼルがファミリー好きなのか
そして終盤はロケット先輩が男気見せまくり!
ひとりで頑張るロケット先輩も素敵だし、
弱さを悟られて「お前は俺だ!」と言われるロケット先輩はハグしたくなるし、
そして男と男の信頼のもと熱い決意をするロケット先輩、
涙するロケット先輩。
素敵すぎて、
なんなら中の人を見せてくれてもいいんですよ!とか思っちゃいました。
外のアライグマもかわいいけど。
シリアスなシーンでも、アクションシーンでも、笑いをもれなく盛り込みつつ、最後にめちゃめちゃ泣かせるとか、
完全に私が大好きな展開です。
とにもかくにも、ああ、面白かった
そうそう、
醜い醜いとドラッグスに言われまくったかわいいマンティスちゃん。
私としては、すみか(野々すみ花)に似てて猛烈にかわいくてたまらなかったです
それにしても、スタン・リー・・・ちょっと出過ぎじゃないですか(笑)
月組公演『瑠璃色の刻』
14日(日)午後3時開演の
月組公演『瑠璃色の刻』@赤坂ACTシアターを見てきました。
この日は組総見だったみたい。
とある総見の日に、座席に座り直したら、動いた頭が邪魔だったみたいで、後ろから某会の人に殴られたというトラウマを持っている私としては、「うぎゃー、、、総見にぶつかっちまった!」と思いましたが、この日は周りに会の人がいなかったので穏便に観劇。
それから、この日はとよこさん(涼紫央)が旦那様とご観劇。
ゴールドの総スパンコールのキラッキラなロングカーディガンを着てて、、、すごかった。スターだった。
見つけやすいファッションなので、みんな「来た!来た!」ってなってました。
この日の座席は1階上手、通路寄り。
最近上手が多いなぁ。
えーと、、、『瑠璃色の刻』。
白状します。
そこまで期待していませんでした。
が、
想像以上に素晴らしくて鳥肌が何度も立ちました。
なんで期待していなかったかというと、、、
今の月組が、なんかわたし的に小粒感があるので。
カリスマがいるという感じでもなし、みんな比較的大人しめでゴリゴリしている人もなく、とにかく若い。
そんな感じで、大人の男の色気や渋さや味なんかが好きな私には物足りないというか。そんな気持ちがあったので、そこまで期待していなかったんです。。。
もちろん、最近すっかり魔女とか占い師とか余命幾許とか、なんかどこか怪しげな役に落ち着いてきたみやちゃん(美弥るりか)が、まさにそんな雰囲気のお役なので、美貌を楽しもうとか思ってはいましたが、
今回とにかく楽しみなのはれいこ(月城かなと)でした。
どうも細っこい男役が多く感じる月組。
れいこは体格いいし、美しいけど男くさいし、そして何よりやっぱり安定感あるし。
そんなわけで、
月組に行ったれいこが、月組の中でどんな風に輝くのかが楽しみでした。
で、
どの辺が想像以上に素晴らしいかというと、
まず・・・舞台セット。
プログラムに原田センセーがシャンボール城を訪れたことを書いてまして、
そこの二重螺旋の階段について、とても情緒豊かで詩的な文章を綴っていたんですね。
私はそれについて知らなかったのですが、
すごく気になったので、観劇前に画像を検索しておいたのです。
見ておいてよかった!
舞台には、その(二重ではないけど)螺旋階段があり、
それがグルグルと回るのです。
盆もないのに!
ステージには丸い台があり、そこにレールを滑らせる形で回してるみたいなんですが、すごく迫力あって壮大で、一気に世界に引き込まれました。
ちなみに、2幕は分解されていたので回りませんでしたが、1幕で回っているので、分解された階段もそれはそれで感じるところがあります。
回る階段を登り、階段の上で歌うみやちゃん。
圧倒されました。
そして、生徒たち。
まず、まゆぽん(輝月ゆうま)を好きなら絶対見るべし!
まゆぽんのネッケルは、とても重厚な存在感があり、それでいて温かみにあふれているんですが、
階段を登って歌うまゆぽんのソロ!!!
これがまず鳥肌です。
体の大きなまゆぽんが、高いところに立って迫力の歌声を聴かせるわけです。
これは必見。
まゆぽん好きな私は、本当にうれしくてうれしくてたまらなかったです。
次に、さちかちゃん(白雪さち花)。
「白雪さち花の時代がきた!」なんて言われてましたが、
本当にきましたよ!
道産子さちかちゃんの時代が!!
さちかちゃんのマリー・アントワネットが素晴らしすぎでしてねぇ。
宝塚で扱われるマリー・アントワネットは、ほとんどが決して悪女ではないんですが、今回は『ルパン三世』のマリーちゃんに少し通じる感じでした。
自分が世間を知らないことを知っていて、それについて引け目を感じてて、知りたいと思っている感じ。
優しくて、温かくて、大きくて、人の心をよく理解していて、でも世間知らずだし、立場もあるという感じ。
マリーちゃんが大人になった雰囲気のマリー・アントワネットでした。
サンジェルマンが誰であれ、信じて、受け入れて、希望を見出す孤独な姿。
うみちゃん(海乃美月)演じるアデマールの苦しみや、自分への殺意も静かに受け止める大きさと知性。
そして、運命を受け入れる毅然とした姿。
何もかもが美しくて、神々しくて、素晴らしかったです。
さちかちゃんのソロも、迫力があって、青い情熱に満ちていて鳥肌でした。
続いてとしちゃん(宇月颯)。
(最初に出てきたテオドールが、やけに上手いから誰だろうと思っていたら、としちゃんだったんですね。「ちゃっかりもうひと役」ってこれかぁ)
こちらは、宝塚では酷い人として扱われがちなロベスピエール。
としちゃんがやったのは、革命前夜のロベスピエールでした。
革命前なので、とても前向きで、野望・・・といっても市民のための国にしたいという希望に満ちていて、応援したくなるような人物。
民衆が苦しい生活をしていることに耐えかねた、血気盛んな若いロベスピエールをとしちゃんが生き生きと演じていて、
この後、だいもん(望海風斗)がやるロベちゃんって、こんな人なんだろうなーと、ロベちゃんの印象が従来のものから物語の主人公としてのイメージに自然に移行できるような感じでした。
かいちゃん(七海ひろき)が演っているということ以外で、ロベちゃんがんばれ!と思う日がまさか来ようとは。。。
それから、劇団員のフィリッポを演じたるねくん(夢奈瑠音)。
るねくんは、名前と顔はわかっていたけど、舞台上で注目したことがありませんでした。
田舎者で訛りまくりのフィリッポ。
その訛りがあまりにもいい感じで、、、てっきりそういう地方の出身かと思ったら、全然世田谷でした。
アデマールという呼びかけすら訛ってるし、「し」は「す」になってるし、その上台本は手放せないし、棒読みだし、大根役者言われてるし。
アデマールには「芝居どころか、歌も踊りも見ていられないほど」と言われて、実際マリー・アントワネットの前で披露したら、もうギクシャクギクシャクで
出てくるだけで、笑いが起きるし、そして和む。
いい癒しとなる存在でした
アデマールのうみちゃん。
ヒロインといっても、みやちゃんと決してラブラブな関係にはならないので、
この物語はどちらかというと、
シモンとジャックの友情が軸になっていて、アデマールは二人の幼なじみの女の子的なポジションでした。
終盤は一応シモンと二人で隠れて、二人で壊れたように芝居のセリフをやり取りしてるわけですが、そこに男女の恋愛は感じなかったな。
むしろ、、、
きっとアデマールはいつかジャックと付き合うんだろうなというような、、、だって、そのくらいれいことうみちゃんが、結構お似合いなんだもの
ついつい二人の「未来」を思い描いてしまいました
そういう意味では、れいこの存在はやっぱりみやちゃんサイドから見るとハラハラさせる存在で、、、
二人とも素敵なんですが、
いよいよみやちゃんの別格感が増してきたというか。。。
感じてはいたけど、見ないようにしてきた部分を、グリグリと突きつけられたというか。。。
あわわわ。
れいこ。
本当に良かった。
かっこ良かった。
この組替えはやっぱりれいこには大正解だったと実感。
私はれいこについて、
沈黙を臆せず大胆に使う人と思っているんですが、今回も大胆な沈黙が何回かありました。
一瞬セリフ忘れたのか?と勘違いされそうな気もしますが、
いやでも、その間の表情とか、気持ちを持っていく間とか、言葉を絞り出す感じとか、やっぱりその沈黙がどうしても大事だなと思わせるんですよね。
そこに、いつも「やるなー・・・天性なのかなー・・・」と思います。
雪組ではまだどうしても、学年的にも控えめにしてましたが、
月組は何しろ若いし、しかも実質・・・二番手だし、
これからは自信を持ってどんどんれいこの色が濃く出てくると思うので、本当に楽しみです。
ところで、れいこが演じたジャック。
すっかりサンジェルマンになってしまい、民衆が苦しむことになる貴族の決断を後押ししてしまうシモンについていけなくなり、民衆側・・・ロベスピエール側について、革命後は公安委員になるジャックですが、
でもやっぱり、かつての親友を処刑台には送れずに救出します。
ジャックのこの後がすごーく気になるんですよね。
人が傷つくということが耐えられないジャック。
民衆のために革命側についたものの、ロベスピエールは、ほら、この後「貴族を殺せ!」っていうことになっちゃうわけじゃないですか。どんどん残虐になっていくわけじゃないですか。
そんなロベちゃんのそばに、ジャックがいられるとは思えないんですよね。
てことは、ジャックは公安委員からも、、、もしかしたら今回のシモンとのことか、もしくはそのすぐ後にでも去ると思うんですよね。
そうすると、次にジャックが向かう先は・・・
捕まっては殺される人たちを救出するスカーレット・ピンパーネル団??のスパイ???なーんて
いや、きっとシモンとアデマールと、3人で逃げおおせて、どこかでアデマールと一緒になって、でもシモンもそばにいて、、、
そんな暮らしをしてほしいです。
で、シモン。
サンジェルマンになっちゃったシモン。
最初は野心からかなと思って見ていましたが、
シモンもまた途方もない優しさからシモンの名を捨てたのがわかったので、ジャックとシモン、どっちがどうとも言えない切ない気持ちになりました。
アデマールも同じですね。
殺したいほど憎んでいた相手もまた、心に闇を抱えた人間だと知ってしまって、そばにいることになったんだから。
シモンとアデマールはそっくり。
だから、この二人は一緒にならないと余計に思いました。
自分自身を必要としていて、自分の言葉に希望を見出して、それによって昨日より心穏やかに暮らすことができる人が目の前にいる、、、
そう思ったら、すんなりと「やーめた」はできないですよね。
最初は軽い気持ちから、でもいつしかそんな気持ちで、、、心の移り変わりがみやちゃんの踊りや表情から伝わってきました。
賢者の石に引きずられるシモンの踊りは素晴らしかったなぁ
(あの石もねぇ、青く光ったり赤く光ったり光を失ったり、、、すごいものですねぇ、、、)
それからコーラスもね、
30名しか出演者いないけど、でもとっても迫力のある厚いコーラスでした。
そしてバスティーユ。
ベルばらを思わせる構図で、真ん中にいるのは今回はロベスピエールだけど、頭の中ではオスカルを補完。
迫力あるし、白旗が上がる様子が見えるようでした。
マリー・アントワネットのそばに最後までいるアデマールが一瞬ロザリーに見えたし、断頭台に向かうマリー・アントワネットは、ベルばら以上の迫力を感じました。
本当に予想以上に素晴らしかった。
見に行って本当に良かった。
そうそう、
れんこん(蓮つかさ)にはもちろん注目してたんですが、
フィナーレの男役群舞中、
れんこんを探してたら、どうしても目に飛び込んできた人が!
ひびきち(響れおな)です。
実は、この前、みやちゃんのBrilliant Dreams+NEXTで見るまで、ひびきちに注目したことがまったくなかったんですが、
今回はバッシバシ目に入ってきて、おお!と圧倒されました。
男役群舞のひびきち、とてもドヤっててかっこ良かったです。
次は大劇場でも注目したいなぁ。
まんまと購入
宝くじ、、、ジャンボはいつも買うんですが、
ミニは初めて買いました。
ええ、まんまとですよ、まんまと。
どちらもみっちゃん(北翔海莉)時代の星組というのがいいですねー。
けど、普通に考えたら、
星組と花組のチケットが当たるんだから、片方は花組でもいいと思うんですけどねー。イベントは星組と花組だったんだし。
で、チケットももちろん応募しました。
このチケット、うちの親は
「応募したいけど、もし当たっても急すぎて行けない」と。
ですよね。
5月30日に届いて、6月8日、平日マチネって・・・結構なハードルの高さだと思います。
なんでもっと先の公演にしなかったのかな。
高額転売に出たらイヤだな。。。
そんなことを思いながらも、私はまんまと10枚ずつ、計20枚購入して応募したわけです。
だってほら、ミニは1枚でもいいんですけど、
もしも当たったら回収されちゃうでしょ?
だから、、、ねえ(笑)
ところで、、、
ミニって初めて買ったから知らなかったんですが、
値段はジャンボと同じなんですね。
当選金少ないし、ミニって名前だし、てっきり安いのかと思ってました。
ミニのメリットって何でしょう?当たりやすいってことかしら??
でも、そうは言っても億が当たるなんてそうそうないことなんだから、どうせなら1億より7億(笑)
そんな欲深な私が今後もミニを買うとしたら、
また宝塚とタイアップするか、
今回ミニで高額当選するか、、、
どちらかかなぁ(笑)
宝塚ホテルに泊まったよ
5月17日、新幹線で新神戸へ向かい、母と三宮で待ち合わせ。
そして、ついに泊まってきました、宝塚ホテル
前から泊まってみたいなーと思っていたのですが、私が前に2枚ムラのチケットを取れた日は・・・千秋楽だったためとっくに満室だったのです。
バウの時は、夜遅くに向こうに着く予定だったので、外に出ないで済むよう新大阪駅直結のレムに宿泊。
そんなわけで、ようやく泊まることができました。
阪急の宝塚南口駅目の前!
趣のある見た目の方が本館。
でも、2020年には建替えで、場所が変わってしまうんですよね。
劇場には近くなるけどさ。
なので、今泊まれて本当に良かったです。
中はクラシカルな雰囲気で、懐かしいホテル感いっぱいでいい感じです。
古さは感じるけど、清潔感があって、お部屋もやや広め。
お部屋からの景色は住宅街でした。
チェックインしたら散策です
まずは館内。
トップスターの写真のほか、
『幕末太陽傳』の舞台写真や、昔のチラシなどが飾られています。
「トッゼリパ」・・・逆から書かれると読みにくい〜。
母は「私が観ていた時期のチラシが飛んでるー・・・」と言っていましたが、大丈夫です!
翌日はすみれミュージアムにご案内する予定なので
それからふうちゃん(妃海風)のお衣装も展示
ここで結婚式挙げたら、ジェンヌさんのお衣装をレンタルできるんだったらいいなぁ。すごい売りになると思う!
(サイズが細くて、お直しするにしてもダイエットするにしても大変そうだけど)
そして、スカイステージでもよく見かける、
かいちゃん(七海ひろき)がBrilliant Dreams+NEXTで『シニョール ドン・ファン』のシーンを撮影した中庭。
ちなみにブリドリの様子はこちら。
この奥のですね。
オーケー、わかってる〜
レストランで食事・・・と思ったのですが、
母が胃腸の調子がビミョーだったので、部屋でスカイステージを見ながらテキトーに食べることに。
そこで、劇場への道を確認しつつコンビニやベーカリーに行きました。
どこに行ってもサインが飾られてるし、、、
本科生と研1さんかしら?と思えるような3人組が歩いているのを見かけるし、、、
本当に幸せな街だわ。
母と二人、ああ、ここで暮らしたいなぁとつぶやくのでした。
そして、朝食の箸袋まで撮影する私
さらに、フロントでは
ずっと読んでみたかったウィズたからづかをゲット。
1泊ですが、楽しかったです。
5月18日・大劇場入り待ち
18日はとっても、とーってもいいお天気
雲ひとつなくて気持ちいい日
母と二人、チェックアウトして劇場へ向かいました。
午前9時過ぎくらいかな。
10時まで入り待ちしようかーなテンションで。
11時公演の雪組はもう入っちゃっていたけど、
花組と宙組
がご出勤です。
ああ、ここで暮らしたい。。。
何人か入るものの、結構わからなくて
周りのギャラリーたちもみんな
「“おとめ”な、わからーん」
「次は“おとめ”持ってこな」
とか言ってます。わかる、わかる。
実際おとめを持ってきてる方々もいます。えらい、えらい。
とりあえず、その場でわかったり、調べたりなんだりして、どなたか判明している範囲で
碧宮るかくん??(←早くも怪しい)
いや、るかくんはこっちかな??(あやふやすぎ)
娘役ちゃんは茉玲さや那ちゃんですよね??
美人
さて、、、るかくんはどっちで、るかくんじゃない方はどなたでしょうか。。。
あれんくん(亜蓮冬馬)。
あれんくんは、その場で「あれんくんだ!あれんくんだ!」と声があがりました。
素敵ですね。
私は、『アイラブアインシュタイン』で、かっこいいし、できる子なんだなーときちんと認識しました。
そして不意打ちで、まあさま(朝夏まなと)!!
し・・・心臓止まるかと思った。
不意打ちのまあさまは心臓に悪いです。。。
ギャラリーのどよめきは最高潮。
まあさまが去った後も、しばらくどよどよとしていました。
さすがまあさま。
なんていうか、、、オーラが違いすぎる。
母は、思いがけず目下最愛のまあさまに会えたことで大満足でした。
峰果とわくん。
清々しい
そして数名入った後で、、、
ずんちゃん(桜木みなと)!
ジャカードのベスト、前にも見たことあるかも。
とってもお似合い
バウのお稽古、がんばってー
澄月菜音くん??(←またしても怪しい)
ラスト。舞希翼くん。
まいきくんは、お顔が目立つので入団した時から(いや、その前かな?)覚えていました。
独特の雰囲気ですよね。目立ちます!
あとは、、、
名前がパッとわからなかった上に、調べもしていないという有様ですが、
猛烈に楽しかったということは間違いありません。ええ。
「住みたい・・・住んだら散歩がてら入り待ちする・・・」と、ひたすらつぶやく私たちと、他のギャラリーのみなさまなのでした。
雪組公演『幕末太陽傳』
18日(木)午前11時開演の
雪組公演『幕末太陽傳/Dramatic "S"!』を見てきました。
宝塚大劇場に!
しかもS席1階。センターブロック通路側!
客席降りがないのが惜しいほど良いお席です
ここで見る時はいつも良いお席で、うれしいです
母と私は去年、『桜華に舞え』千秋楽を観に来てるし、
私は私で1月に『燃ゆる風』を観にバウに来てるしなので、
もう中はサクサクと歩けるのですえへん。おほん。
そんなわけで、
入り待ち後はキャトルでプログラムを買い、お土産を手っ取り早く物色して、スムーズに劇場内へ。
今回の公演、こちらで観劇する楽しみのひとつに103期生の口上がありますね。
組長さんのアナウンスの後、
幕が開くと103期生がずらーり
前に口上を見たのは5年前。98期生でした。
(ブログを読み返したらご挨拶は遥羽らら、潤奈すばる、澪乃桜季の3名でした。とはいえ、さすがによく覚えてはいないけど)
それ以来の初舞台生口上です。
この日は涼葉まれくん、二葉ゆゆちゃん、紘希柚葉くんの3名。
ゆゆちゃんが出だしですが、声がひっくり返りそうで緊張感が伝わってきてかわいかったです
それから緞帳が降りたら(開演前とはまた違う緞帳で、、、大劇場って何枚下げてるのかな)海のザザーンザザーンという音が開演までしばらく。
そして開演したら、もうあっという間って感じでした。
で、
とにかくチギ(早霧せいな)は、とってもルパン
楽しくてお茶目で、かわいいけどかっこいい、頭の回転が速くて軽妙、優しくて仲間が大好き、そんなチギのいいところが満喫できる舞台でした。
小柳奈穂子センセーは『ルパン三世』を作る時に「そうだ!『幕末太陽傳』みたいにしよう!」と思ったそうなので、そもそもこっちが原典みたいなものですね。
お披露目からぐるっと回っておかえりなさいって感じです。
ルパンと違うところといえば、
特に一貫して大きな物語がぐおー!っと動くわけではなく、
映画は見てないのですが、映画通りなんだろうと思うのですが、、小話がどんどんどんどん、次から次から展開されて、そこにいつだってチギがいるって感じですね。
だから見終わって、特にすごい話だったってわけではないんですが、
チギが主役としてすごい何かをドカーンとするってわけじゃないんですが、
なんか楽しかった、
なんか気持ちが明るくなった、
とにかく笑った、
「私はあの話が一番好き」
「私はあれが印象的」
そんなおしゃべりが弾む舞台でした。
で、見終わったあと・・・
相模屋は、、、というか雪組は
きっとこれからもこんな調子で賑やかにワイワイやっていくんだろうなーと思わせる感じでした。
山はないので、物足りないかもーと思う人もいるかもだけど。
私も一瞬、物足りない気がしたけど。
でも、あとでモグモグ反芻してみたら、何だか美味しいそんな感じ。
ま、本音を言いますと
退団公演においてよくトップさんからの希望として出される
「組子みんなに見せ場を」というのは
私はそこまでいいこととは思っていないのですが
だって、そこに重点を置きすぎるとトップさんの退団公演なのに散漫になりかねないでしょ。
実際今回も、チギだから成立してるけど、こーんなに山のないオムニバスのような展開で、キャラに完璧にハマらなかったら輪郭がぼんやりしかねないもの。
でも、今回は
・・・ちぎみゆのラブラブがないのが残念というか、ゆうみちゃん(咲妃みゆ)が本音でどう思っているかわからないのですが・・・
でも、爽やかでポップというのは、チギにハマってて良かったなと思います。
そして、
笑かすぞ!という気負いをまったく感じさせずに、普通に振舞ってますよーな雰囲気で終始笑わせるチギの才能に改めて感心しちゃいました。
それにしても「居残り稼業」って、、、
あれでしょ。
最近は聞かないけど、昔はよくマンガなんかで見かけた、
無銭飲食して皿洗いして帰る的なヤツでしょ。
堂々と「稼業」呼ばわりするなよと
始まってすぐ、
プロローグのお芝居中にさらりと登場していたチギ。
一応その後、センターから登場し直して拍手!でしたが、最初はもう本当にさりげなく出ててちょっとびっくり。
そして、安定のにわさん(奏乃はると)によるナレーションに続いて、2階立ての相模屋登場。
2階にも人がたくさん乗って歌いおどけた調子で踊るんですから、かなりの迫力とワクワク感で、、、
目がいくつあっても全然足りない。。。
絶対みんないろいろと、あちこちで小芝居してるのに、メインキャラしか確認できない。。。
そうそう、
制作会見の時に主題歌の『居残り稼業』を聞いて「スカパラ?」と思ったんですが、プログラムを見たらスカパラはまったく関係なかったですね
でも、全体に音楽がとても良くて・・・気持ちが高まるというか、ウキウキします。
チギとゆうみちゃんの和服でのタンゴも、ゆうみちゃんのムーディーなジャズも、普通に素敵なんだけど、和服だから面白いというか。
ところで、
ゆうみちゃんって、チギに強引に迫る感じが多いよね。舞台上では強そうだからかな。
今回も逃げ回るチギを脱がせにかかってて、かわいいし爆笑でした。
何しろ1回の観劇じゃ見落としが多いこの作品。
どこから触れていいやらなので思い出すまま。。。
色気担当だいもん(望海風斗)の謹慎中・高杉晋作。
面白きことのなき世を面白くしよう!と意気盛ん。
「異人館焼き討ちするぞー!」と大声で盛り上がって、翔くん(彩風翔)演じる久坂に「こらー!」と叱られるあたり・・・まだまだ若いってことなのかしら。
(と、思って調べたら、高杉って27歳で亡くなってるんですね。若い、若い。焼き討ち時は23歳。めちゃ若)
色気担当だし、比較的マジな雰囲気なんだけど、妙に笑えるんだよねぇ。
やっぱり、堂々としていながら、実は佐平次よりも大勢で長々と居残ってるわけですからねぇ。
しかも佐平次みたいな「稼業」じゃないから、働いてもいないしねぇ。
そういう堂々とおかしなところに面白みがにじんでいるのかな。
で、翔くんは
実は舞台写真を宝塚ホテルで見た時に、母と私は「え?これ誰??翔くん??」となっていたのでした。
いつもの翔くんは濃厚なイケメンって気がしていたんですが、今回はすごく凛々しくて清々しくて、、、青天がとってもお似合い
知的で頼もしい雰囲気でした。
とても高砂を謡い出すとは思えない
最初は硬い人だと思っていたのに、話が進むにつれてどんどん若返るわ、シャレが通じるようになるわ、粋だわ。
この人、自分の立場上がんばって硬く見せていたんだろうなーと思わせる久坂さん。君子は豹変す。魅力的な方でした
長州藩士の中でも格別に目立っていたのがカリ(煌羽レオ)。
母に「カリがすごーく来てるの!」と最近とくとくと語っていた私なんですが、母が今回のお芝居とショーを見て理解してくれました。
今回は本当にどちらも良い役回りで、相当来てました
がおちゃん(香綾しずる)退団後、がおちゃんのポジションに入る感じなのかなぁ。
ところで
聞多は高杉さんの子分かのように見えたけど、
「上海、上海ってひけらかすなー!」とキレたりするので、あ、対等なんだなーと思いました。
で、ちょっと調べたら・・・
のちの井上馨だったっっ
そっか、、、カリは井上馨なんだ。
で、ついでに調べたら、たわし(陽向春輝)は伊藤博文でした。
おバカで賑やかな連中(とは言っても、このケミストリーの本には・・・なんて、洋書を読んで勉強してる様子もありますが。当時はまだ化学って言葉はなかったんですね)が集まってるみたいに見えたけど、いやいや、なかなか
そうそう、
長州藩士のみなさんが焼き討ちに行く時の合言葉。
だいもんが「せんじもんぶんなんとかかんとかー!」とか言ったら、一人ずつ点呼のように「てん」「ちゅう」「こう」とか言っていって、チギが一人でいくつか言い継いで「さあ、みなさんまいりましょー!」となるわけですが、、、
調べてみると、だいもんが言ったのは
「千字文文頭の四句」らしくて
「千字文」ってのは教育に使われていた漢文の長詩だそうです。
みんなが言っていた部分は
「天地玄黃(テンチゲンコウ)宇宙洪荒(ウチュウコウコウ)」
チギがつないだ部分は「日月盈昃(ジツゲツエイショク)」だとか。
「言葉のこと」ついでに気になったワードをもうひとつ。
佐平次さんの胸の病気を見てくれた「ヘボン先生」って、ヘボン式ローマ字のヘボンさんですよね。
『JIN-仁-』にも出てくるとか(記憶が曖昧なので、宝塚版にいたかどうかわからないけど、、、原作だけかな?)。
今回はよくわからない用語や気になるワードが多く、これはル・サンク様のお世話になるか?とオロオロです
次に若旦那、咲ちゃん(彩風咲奈)。
母の雪組観劇の一番の目的は咲ちゃんなので、休演の時はひやひやしましたが、元気に復帰してよかったです。
最近の役柄のせいで、クールな流し目とタバコ、ニヒルな笑みが印象的な咲ちゃんですが、今回は軽い軽い。
声のトーンも明るく調子のいい感じだし、歩き方や仕草もいい加減な雰囲気。
おバカな女好きだけどどことなく憎めない、かわいらしいけど憎たらしい、そんな若旦那。
咲ちゃんってば、本当に芸達者だわ
きーちゃん(真彩希帆)演じるおひさちゃんが、昔の若旦那はこんなじゃなかったと言いますが、今の若旦那はこんなですよー。
お女郎としてお店に出されるのは避けたいけど、でもこんなすっとこ若旦那と駆け落ちして大丈夫なのかな?
結局おひさちゃんが稼がないといけなくなるのでは??
てゆーか、なんで駆け落ちするんだろ。
若旦那くらいの身分になると、女中と結婚は許されないのかなぁ??
借金をチャラにしようという目論見が見えるから許されないってことかな??
しっかり者のおひさちゃんだし、本来はきちんと教育も受けていたみたいだし、
正々堂々と結婚して相模屋の若女将になってもいいような気がするんだけど。。。
さて、私が大好きなシーンは
みとさん(梨花ますみ)とにわさんの、組長・副組長コンビによる「南妙法蓮華経、南妙法蓮華経」のリズムに合わせてみんなが歌うシーン。
見てるこっちも、ついつい口ずさんでしまうわ
で、見逃せないシーンといえばやっぱり、
ゆうみちゃんとあんりちゃん(星乃あんり)の
キャットファイト。
お客を選んでしまうためにお仕事が少なく、板頭(売上No.1のことですね)になりたいのに借金まみれのおそめ・ゆうみと、客を選ばず男を騙し板頭爆走中のこはる・あんり
。
おそめ曰く、こはるは「節操がない」「けっころばし!」
こはるに言わせればおそめは「おちゃっぴき!」
悪口を言い合っているのはよく伝わってくるんですが、でもけっころばし、おちゃっぴきってなんだろうと思ったら、
けっころばしは素人のような私娼、どうやらお客さんに蹴飛ばされるように適当に扱われている女郎さんかな。
おちゃっぴきは暇を持て余している女郎さんみたい。
「自分を大事にしない客にも取り入る節操なし」と「指名もされない暇人」なーんてとこですね。
着物を引っ張り合い、むきゃー!とキャットファイトしてる時のBGMが『天国と地獄』ってのも面白いですね。意味もいいし、運動会か!って感じだし。
で、ゆうみちゃんは髪はそこまで乱れていなかったんですが、髪が乱れまくってゼーハー言ってるあんりちゃんがカッコいい、カッコいい。
そんなカッコいいあんりちゃんが、特にカッコいいのは“三枚起請”の「殴るのは勝手だが金積んでからにしな!」ですね。
ところで、この“三枚起請”、
チギが「聞くも涙、語るも涙」と話し始めたら一旦暗転して、次に明かりがついたら・・・何十分、何時間経ったかわかりませんが、みんな座り込んで泣いたりぐったりしたりしてるわけですが、、、
だから佐平次さんがどんな話をしたのかはわからないのですが、
まあ、胸を打つ内容だったようで、、、気になります。
それより、気になるのは
NOW ON STAGEで咲ちゃんが言っていた、ここの場面では女郎さんたちに膝枕してもらって、誰の膝枕が一番いいか選んでるというその姿です。
・・・とても見る余裕がない・・・
東京公演では、なんとか見たいと思うのですが、、、
やっぱりチギやまりんさん(悠真倫)も気になるしねぇ。
そもそも、暗転前に咲ちゃんがどこにいるのか見つけておかないといけないしねぇ。
もう、、、1階でも2階でも人々がいろいろやってるから、到底見切れませんよ
さて、今回で退団となってしまう大ちゃん(鳳翔大)は貸本屋の金ちゃん。
心中物ばかりを持って相模屋にやってきます。
身寄りがなくてゲスで(金ちゃんは「いかがでゲスか?」とか言う語尾を使うのですから、わかりやすくゲスなのでしょう 笑)、いなくなっても誰も困らない金ちゃん。ひどい言われよう
そんな大ちゃん金ちゃんが活躍する“品川心中”。
ここはもう、笑いしかないです。
オケピという海に落とされる大ちゃん金ちゃん。
下では佐々田愛一郎センセーが鏡を持って待っててくれているとか
大ちゃん、情けないけど優しい、でもやっぱり情けない、そんな金ちゃんをいい感じに演じてました。
が、最後なんだし、もうちょっとカッコいいお役をおくれよー・・・とも思ったり。。。
そして、退団といえばがおちゃん(香綾しずる)。
出てこないなーと思ったら、後半、鬼島又兵衛として登場しました。
歩く姿はカッコいいかと思ったら、、、
「おー!うひょー!」とエロ親父丸出しで笑わせてもらいました。
しかも、まさかの52歳
さすがに50代には見えなかったわ
ちなみに、鬼島さんのモデルとなったに間違いない長州藩士の来島又兵衛さんは47歳でお亡くなりでした。
ま、実在の人物をエロ親父に仕立て上げてるわけですから、いろいろとフィクションを交えてるってことかしら。
42歳ならギリギリがおちゃんいけたかな??
さて、、、
もう終盤だなーというところで思いました。
「あれ?
まだゆうちゃんさん(汝鳥伶)を見ていない」
(厳密にはプロローグにいらっしゃったけど)
そしたら、もう終わりでしょ!ってところで、いきなり超猛烈印象的に登場!
おそめ・ゆうみちゃんが「会いたくないから長患いってことにしておいて!」とお断りした杢兵衛さんがゆうちゃんさんでした。
噂で聞いてますよ!杢兵衛さん!!
さすがの存在感で、素晴らしかったです
一生懸命取り繕おうとする佐平次に
「おそめはいってぇどこが悪いんだ!」
「薬はいってぇ何を飲んでいるだか、具合っ子はどうだか」
「どこがどうかっくりけぇって、どこがどうけっくりけぇっているだか、すっぱりすっぱり話せ!」
台詞回しが最高すぎて・・・いつまでも聞きたい
佐平次が「おそめは死んだ」と言ったら
「寺はどこだ」
ま、よく聞けば当たり前のことを尋ねているんですが、でも杢兵衛さんのキャラが濃すぎてヤバイおじいちゃんに見えるっていうね
最後の最後でごっそり持って行ったゆうちゃんさんでございました。
ところで、
退団公演なのにラブラブしないのは最近見慣れてますが、
そんな中、二人で一緒にお祭りに行くと頭の中が『桜華に舞え』になりますね。
お祭り中に寒いのなんの言っていたので、祭ってイメージ的に夏か秋なんだけど、いつなんだろうと思ったら、高杉たち長州藩士がやりとげた英国公使館焼き討ち事件が起きたのは文久2年12月12日(だけど1863年1月31日だそうで、ああややこしや)でした。
で、お祭りは今は11月か3月に開催されてるようなので、この辺の時期うんぬんはフィクションなのか、当時は今と開催時期が違ったのかわからないのですが、
とりあえず冬でした。
で、お祭に行くと、ついつい「ゆうみちゃん、このシーンうれしいんだろうな」と『桜華に舞え』を思い出して思うわけです。
それから、
余命幾許の重病を抱えた人が、残りの人生を楽しんでやろうといいお宿にやってきて、そこで出会った人たちに元気づけられて、よーし!さらに遠くへ旅してやろう!と女の子を連れて旅立っていくって・・・
『グランドホテル』のオットーさんやん。
なんかこう、あれっぽい、これっぽいが詰まっているのも、
またその展開かーい!とか思う一方で、ある意味宝塚らしくて、安心して見れるわぁなんても思ったりするのでした。
「いつかきっと、ここではない場所で生きる」「ここではないどこかの新しい人生」と歌う二人。
さらに極め付けは、チギ・ゆうみちゃん・だいもんのトリデンテによる『朝陽の向こう』の歌詞。
歌う人によって、役柄としても、一人の生徒としても的確な意味を持つ歌詞を当てられていて、こういうのは毎回毎回たまらないですね。
ふたりの退団を匂わせるセリフや歌詞にきゅんとするのも、宝塚の愛を感じる瞬間で、毎回いいなぁと思います。
清々しくて、軽やかで、とにかく明るくて涙がないコメディーってのは、チギにぴったりでいいですね。東京公演も楽しみだなぁ
ちょっと一服
本当なら18日の『Dramatic "S"!』の感想を書いておきたいところなんですが、その前に言いたいことが貯まっているので、ちょっと保留。。。
まずは・・・
花組が・・・いや、小池修一郎が『ポーの一族』をやる。
小池センセーはこれをやりたくて宝塚に入ったとか。
で、何十年もかけて萩尾先生を説得したとか。
(なお、今日シブツタに行ったら検索機では確かに在庫のあるポーの一族なんですが、その棚は今まさに本をごっそり抜き取りましたという状態なのでした)
なるほど。
それで『薔薇の封印』は設定がほぼ『ポーの一族』だったんですね。
そしていよいよ本家。
小池センセーってさ、
『エリザベート』やりたくて、楽曲権だけ先にゲットして 『ロスト・エンジェル』 作ったよね。
やりたいことに少しでも近付き、そして本家を手に入れるそのパワーがすごいなーと改めて思いました。
それから・・・
『はいからさんが通る』のヒロインは、華優希ちゃんになりました。
で、改めて思いました。
しろきみちゃん(城妃美伶)って、もう研7か。。。
なんかあっという間だなぁ。。。
華優希ちゃんと言えば、かいちゃん(七海ひろき)のパーソナルブック。
何で組違いの研2ちゃんが登場してるんだろ、、、そんなに押しているのかぁ、、、と思ったものです。が、研4で新公初ヒロインからのドラマシティ・青年館のヒロイン。うん、、、闇雲に押されすぎず、ほどよいタイミングで役を得て、いい感じの流れですね。
もう、さっきからどの目線で書いているのかわからなくなってきました
さて、ラスト。
『燃ゆる風』が7月にスカステで放送。
早くない??早すぎない??
半年ですよ。1年後かと思っていたのに。
何なら東上してくれよー・・・
きいちゃん(真彩希帆)のお披露目が控えているから早くも放送なのかなぁ。
なんていうかね、、、
劇団がかいちゃんのこと、本当のところどう思っているのかと、最近真剣に腹立たしく思っているんですよ。
BrilliantDreams+NEXTをやりながら、イベントもソフト化もなしとか?
単独初主演がバウだけだとか?
そして今回、なんでこんなに早い放送になっているのかとか?
なんかもう・・・どういうつもりなのか明らかにしてくれー!と、モヤモヤむずむずなのですよ。
かいちゃんの凄さをなめるなよー!という気持ちなのですよ。
そんなわけで、放送をうれしいと思う一方で、早すぎる放送をどうにもポジティブに受け止められずにいます。。。
むずむず、モヤモヤ。。。
おまけ
タカラヅカニュースの雪組97学園を見ていたら、どんどん叶ゆうりくんが好きになってしまいました。
動き、しゃべり、姿勢、なにもかもが素晴らしく、、、そして面白すぎる。。。雪組97期、3人とも面白すぎるけどさ。
東京公演、絶対叶くんに注目します。
もっともっとスカステに出してください。ぜひぜひ。
雪組公演『Dramatic "S"!』
18日(木)午前11時開演の
雪組公演『幕末太陽傳/Dramatic "S"!』
休憩時間に小腹が空いたので、初めてサンドイッチを購入して食べました。
いつも、多少小腹が空いてもチョコくらいでごまかして、食事は終演後に・・・なんですが、今回は食事を1日1食しか取らなくても生きていけるくらい少食の母と一緒。
終演後は歌劇の殿堂とすみれミュージアムに行く予定があるし、どう考えても食事という流れにならないのです。
そこで、初めて休憩中に食べました。
人が並んでいなかったサンドイッチのワゴン。
アレルギー体質なため、一応「何挟んでますか?」と尋ねたら「卵とハム・キュウリです。もうこれしか残ってないんですよ。手作りで美味しいですよ」とおすすめされまくったので購入。
これ、、、食べてわかったんですが、大劇場の軽食喫茶のサンドイッチですよね。
懐かしい感じの卵サンド。
なんか来るたびに食べてる気がする。とても好きです
で、『Dramatic "S"!』です。
開演前に緞帳開かないんですね。あれ、楽しみなんだけどな。
スカイステージでやった、がおちゃん(香綾しずる)による振付講座を見たおかげで、プロローグから踊りたくなるかも。手拍子しながらも体がピクピクと
ドーラーマーティック、S!S!
と動いてしまいます
それから
ゆうみちゃん(咲妃みゆ)が歌う 私の愛する人のイニシャルはS
に、ニマニマが止まりません
きいちゃん(真彩希帆)が歌う時はイニシャルはD
に変わるのかな?
イニシャルはD・・・イニシャルはD・・・
頭文字D!?
・・・で、いきなりのカリ(煌羽レオ)ですよ
カリがメインのシーンですよ
母も「本当に急に来てるねー」と納得のカリですよ
私もね、
ついこの間まで
「入り出の時に丸いサングラスにハットで、わりとツーンとした感じで笑わずにやってくるあの人は誰だろう」
「あ!入り出のその人は煌羽レオですよと教えてもらったあの煌羽レオがソロで歌ってる!いい声・・・だし、なんか佇まいがまっつ(未涼亜希)っぽいかも。あ、ブラックジャックの影とかやってる」
「歌の人かと思ったら、、、腹筋の人??」
なーんて思っていましたが、もうすっかり覚えました
覚えた瞬間に登場シーンが多くてうれしいです
そこからBryant Baldwinセンセー振付の場面。
(今回、プログラムに使用曲が書かれてない・・・あれ、すごくいいんだけどなぁ。残念)
このスーツの場面。男役も娘役も猛烈にカッコよかった!!
Bryant Baldwin・・・今までも宝塚に関わっていたとは知らなかったけど、雪組では『Shining Rhythm!』と『My Dream TAKARAZUKA』に参加してるんですね。
ここの場面、、、
いや、もうずーっとなんですが、とにかくこのショーはスピーディーで、踊りがずーっと全部すごい勢いで、ダッシュで駆け抜けていく感じなんですが、
ほかのショーだとここはもっとゆったりしたシーンになるんだろうなーっていうイメージの場面も、なんか結構早めのテンポになってて、とにかくスピーディーだなーと思ったんですが、
この場面は特にそう。
速い、速い。
いつもの3倍か4倍のスピードで振り数が詰め込まれているんじゃないかと思うくらい。
見てるこっちも息切れしちゃう
でも、とにかくパワフルで
せり上がりの上に置いた椅子の上に立ち、高く上がっていくゆうみちゃんは色気とパワーを感じさせるし、
男役もオラオラだし、
チギ(早霧せいな)を抱えてブランコのように揺らして放り投げるとか、そんな振付見たことなかったし、
それにLike a soldierとか?
(↑こゆこと)
Jesusとか?
(これは『明日へのエナジー』でも出てきますね。激しく上下に手拍子するやつ。大好きです)
もう全部かっこいいし、なんかもうずーっと興奮の渦でした。
と、思ったら次はサプール。
サプールと言われても、頭の中はやっぱりアムール!
てゆーか、サプールかなぁ。。。
仕方ないけど黒塗りじゃないしねぇ。
あれ?サプールって、コンゴのおしゃれな紳士たちのサプールよねぇ??
かなり期待してたんだけど、いざ見てみると・・・サプール??って感じだったな。
ま、とにかくここは、いよいよ登場、
だいもん(望海風斗)ときいちゃんの場面ですよ。
正直、ここにくるまで、このコンビがどんな雰囲気なのかイメージできていませんでした。
NOW ON STAGEでもお隣には座ってないし、お芝居でも絡まないし、だから「うーん、、、ぶっちゃけよくわからん」と思ってました。
実は、私はきいちゃんがよくわからないのです。
かわいいし、話す時の仕草も面白いし、頭良さそうでしっかりしてそうだし、、、は、わかるんですが、
男役さんと並んだ時のイメージがつかみにくい・・・と思っているのです。
なんかこう、、、しっかりしてるのにふわふわしてるというか、
しゃべるとハキハキしてるのに中身が読みにくいというか、
絶妙に実体感がないというか、、、
私にはイマイチ捉えどころのない娘役さんなのです。
ここに来てようやく並んでくれたので、二人のイメージがわかりました。
・・・だいもんが尻に敷かれそう
さて、
蓋を開けたらどうなることやら、楽しみですね
次は、、、プログラムを先にチェックしておいて良かった!サンライズ。
翔くん(彩風翔)の後ろの4人口にあおくん(一禾あお)が入ってるじゃないですか!!
注目!注目!
あおくんは向かって左端でした。
かわいい笑顔
踊りが得意なんだねー
まだ顔がパツンパツンだけど、これはあと3~5年もして、スリムになって顎のラインがシュッとしたら猛烈イケメンですようふふ、うふふ。
新人公演とかでお芝居や歌を見るのが楽しみ。がんばれ、がんばれ!
それから、がおちゃんの歌。
この辺からぼちぼち、退団者フィーチャーが入ってきます。
しかも、結構な頻度で。
泣く。。。
がおちゃんの歌声、好き
踊りも、、好き
お芝居も、、、好き
おしゃべりも、、、、好き
お顔も、、、、、好き
がおちゃんが退団しちゃうなんて、本当に寂しい。。。
宝塚は新陳代謝が活発なのが、ほかにない素晴らしいところだと理解しているけど、でも寂しい。。。
そして、ここでまた体が踊りたくなる。 美し~い輝きは~ この世界を~照らぁしぃぃぃてえっっ!!
がおちゃんの かぁがぁやぁきはぁぁ
と、オカマちっくな歌い方も思い出しつつ、
太陽は!いつまでも!
では、太陽を掴む男前な表情も思い出して、
体がぴくぴくとします。
素晴らしい振付講座だったなぁ。何度も放送してくれたから、もうざっくりとなら踊れるし
そこから、ひとこ(永久輝せあ)の『'S wonderful』からの
初舞台生ロケット!!
来ました!最高のお楽しみ!!
KAZUMI-BOY先生の見たこともない複雑怪奇かつ壮絶な振付のロケット!!
いやー・・・すごかった!!!
期待していた、円形になっての足上げやうねうねとうねる・・・あの二重螺旋的動きもキレイに決まって感動。
何がどうなっているのやらすごいよ103期生
103期生の熱い絆を感じました。
それにね、
前列が開脚していく中、
中列は頭に羽根がついているのに側転、側転、また側転。
(舞台がお掃除されていく)
1階席なので後列まで見えなかったけど、
後列はピルエットなんですよね。
2階席からも見たいなぁ。
東京は2階席のチケットも持ってるけど、、、初舞台生だけじゃないしねぇ。ムラで1階からも2階からも見れる方がうらやましいなぁ。
チェイサーも途切れることなく、キレイにつながって、スムーズに銀橋を渡っていきました。
そして、いよいよ絆です。
雪組カラーのグリーンの衣装で。
こういうシーンって、、、衣装の雰囲気からいっても普段はもっとゆったりしてるような気がしていたんですが、ここも比較的ポップでテンポが良くて、軽やかさがやっぱりチギっぽいなって感じました。 見えない何かでつながっている
泣けますよね、この歌詞。
初めてお稽古場風景を見た時にもこの歌詞が聞こえて泣きました。
それから「絆!絆!」が振付に入ってるし、
退団者が銀橋渡っていくし、、
組子全員が並んで、チギがみんなの顔を見ながら歩いていくし、、、
なんすか、これ、サヨナラショーすか。。。な、勢いで泣けてくる。。。
そして、この日のラストポーズは
うっきー!なモンキーポーズでニッコリ笑顔でした。
※拾い物ですが、、、これしかいい感じに伝わるのがなくて。。。
これって、チギがその時の気分でやったポーズをみんなですかさず真似するのよね。
でも、チギが高いところに立ってるわけでもないし、
みんなは後ろ姿を見るわけだし、
後ろの方の子や、下手端、上手端の人とか、猛烈に緊張する瞬間なんじゃないかしら。
けど、まるで前もってチギから知らされているかのようにぴったりキレイに揃ってました。うーん、絆だなぁ
でも、このシーンにゆうみちゃんがいないのが、なんか悲しいなぁ。
絆開けのフィナーレとっぱしは、組替えしたばかり且つ次期トップ娘役のきいちゃんという選択肢はなかったものかしら。もにょもにょ。
黒燕尾。
チギのスペイン語による『Bésame mucho』。
遠いところに旅立つ歌なんですね。退団公演にふさわしい。
そして、やっぱりちょっと激しい曲調で駆け抜けました。
で・・・何がビックリって、、、
黒燕尾終わりでワーッとみんながハケていく中・・・
大ちゃんが残ったー!ソロー!?
正直ソワソワしましたが
『コーヒールンバ』はキーが大ちゃんに合ってて、まあまあ問題なく歌えてました。よかった、よかった。
で、がおちゃんに歌い継ぎ。
プログラム見直して
大ちゃんの役名が紳士(歌手)になってて、再度驚きました。
いやいや、だからってソロとは、なんとも挑戦的な・・・
それにしても、この『コーヒールンバ』は
だいもんの歌唱パワーが炸裂しすぎてて気絶しかけました。
だいもんが銀橋に飛び出して声を出した瞬間に
声の圧が違う!色が違う!何もかもが違いすぎて、私は歌ってないのに土下寝したくなるという。
だいもん様、勘弁してくださいというほど、いつも以上に圧倒的な歌声でした。
それは、次のデュエダンでもなんですが、、、
カゲソロがだいもんなんですよね。
なんて豪華な光り輝くカゲソロ
下手端で歌わせても良かったんじゃないかと思うんですが、やっぱり退団公演のデュエットダンスだからちぎみゆ二人きりにしてあげたんでしょうね。
ショパン『別れの曲』を歌うチギ、そして歌い継ぐカゲソロのだいもん。
なんていうか、、、
カゲソロは上手いものですが、
上手すぎるのも考えものだと思った今回。
だいもんの色がドバドバ出すぎて、光り輝きすぎて、ダンスへの集中力がそがれるというか、歌がいい意味で気になって気になって仕方なくて、、、
カゲはやっぱりカゲであるべきで、そこに存在感はあるべきではないと思った今回でした。
だいもん様、、、声だけで光り輝きすぎですよ。カゲってないですよ。 ふーたたびー、あなたにー
の「あなた」の歌い方がとろけるほど色っぽく、泣けるほど情緒的で、素晴らしすぎですよ。
その存在感・・・どうなのよ。
というわけで、残念ながらダンスの記憶が薄いのですが、
See you again Sagiri
と光り輝く吊りものが出て、
またしても「サヨナラショーすか!!」と胸打たれて泣きました。
きいちゃんのエトワール。
そしてあっという間にパレード。
本当に猛スピードで駆け抜けたようなショーでした。
自分がセンターの通路側(しかも、座席が入れ違いになってる大劇場の飛び出てる方の席)にいたものだから、客席降りがないのがちょっと残念でしたが、お芝居もショーもチギの魅力が満載。
なので、
とっても元気にスピーディーに軽やかに駆け抜け、爽やかで明るい風を残す・・・そんな舞台でした。